主な使い方

aorisage は、BGM トラックに挿して、開演前や転換中の「上げて、待って、下げる」を任せるためのプラグインです。ここではマニュアルの前に、現場目線の使い方をまとめます。

まずは標準設定で試す

標準設定で Level Graph、Start、Levels を確認する画面

  1. DAW の BGM トラックに aorisage をインサートします。
  2. BGM Level を、普段流している音量に合わせます。
  3. Boost Level を、開演前に少し客席を煽れる音量にします。
  4. Fade Out Time を、照明や影アナのきっかけに合う長さにします。
  5. Start を押して、BGM が上がり、Hold し、Fade Out する流れを確認します。

最初は大胆に作り込まなくて構いません。BGM Level と Boost Level の差、Fade Out Time の 2 つだけ合わせれば、現場で使う感触はつかめます。

Hold Mode

Hold Mode は、Boost Level に到達したあと、いつ Fade Out へ進むかを決める設定です。

Auto

Hold Mode が Auto のときは Hold Time の後に自動で Fade Out へ進む

設定した Hold Time だけ待ち、自動的に Fade Out へ進みます。タイム テーブルがはっきりしている場面や、開演前の合図が毎回ほぼ同じ場合に向いています。

Manual

Hold Mode が Manual のときは次の操作まで Boost Level を保つ

次の操作が来るまで Boost Level を保ちます。客席や出演者の様子を見てから下げたい場面に向いています。Fade Out Time だけ先に決め、下げ始める瞬間は手元で判断します。

サステイン ペダルで使う

Preferences で MIDI Trigger と Manual Hold Keep を設定する画面

片手が台本やミキサーでふさがる場合は、MIDI フット ペダルを使うと便利です。aorisage は MIDI Trigger 用の MIDI 入力を受け付けます。

  1. Hold Mode を Manual にします。
  2. Preferences を開き、MIDI Trigger を All にします。
  3. Learn MIDI を押し、サステイン ペダルの Note または CC を覚えさせます。
  4. Manual Hold を Keep にします。
  5. ペダルを踏んで Boost / Hold を開始します。
  6. ペダルを離して Fade Out を開始します。

CC の場合、値 64 以上を踏み込み、63 以下をリリースとして扱います。Note On の velocity 0 は Note Off として扱います。

開演の開始だけをペダルに任せたい場合は、MIDI Trigger を Start Only にします。このモードでは BGM On からの開始だけを受け付け、Fade Out Complete から BGM へ戻す操作などは実行しません。

休憩明けにも使う

Setting を分けて開演前、休憩明け、終演後の設定を持つ

Setting を分けると、開演前と休憩明けで別の設定を持てます。

Setting の名前と色を変えておくと取り違えにくくなります。

使わなくてもできる、でも任せると楽になる

手でできるフェーダー操作を aorisage に任せる考え方

aorisage は、ミキサーや DAW の代わりに音を作るためのプラグインではありません。フェーダーでできる操作を、決めた形で確実に繰り返すための小さな道具です。

本番中に見るべき場所がひとつ減る。それだけで、ワンオペの現場は少し楽になります。